事件発生 面接の日程を決めたのに、音信不通
「〇日の〇時に面接お願いします」 「はい、伺います!」
ここまでは満点だ。よくやった。
しかし、その日。 約束の時間になっても現れない。 電話も鳴らない。 メッセージも来ない。
まるで雪の中に足跡だけ残して消えたかのように、静かに、そのまま音信不通。
これが「面接日程を決めたのに連絡なし」という、鬼教官が一番涙腺を刺激される出来事である。 腕立て伏せ百回では済まされない大事件だ。 マイナス、である。大きなマイナスである。
【教官も、店も、ちゃんと準備して待っている】
いいか、よく聞いてほしい。
面接の時間が決まったその瞬間から、お店側は動いている。 シフトを調整し、面接担当の時間を空け、玄関を掃除し、お茶の準備までして待っている。
宅配という仕事は、一人で黙々とやる仕事ではない。 荷物の受け渡し、時間の調整、他のスタッフとの連携。 すべてが「約束を守る」という土台の上に成り立っている。
そこに「連絡なしで来ない」という出来事が起きると、店側はこう考えるしかなくなる。
「この方、もし採用しても、同じことが起きるかもしれない」
これは意地悪でそう思うわけではない。 約束の場面で信用を確認できなければ、判断材料がそれしかない、というだけの話だ。
【なぜ「連絡なし」だけがそんなに重いのか】
行けなくなること自体は、誰にでもある。 急な用事、体調不良、気が変わること。 人間だから、当然ある。
鬼教官が問題にしているのは、そこではない。 「行けない」という事実そのものではなく、「それを伝えなかった」という一点だけが問題なのだ。
連絡さえあれば、話はまったく変わる。
「本日はどうしても伺えず、申し訳ありません」
この一言があるだけで、お店側の受け取り方はまったく違うものになる。 「残念だけど、また機会があれば」と、次につながる可能性すら残る。
連絡がないと、その可能性すらゼロになってしまう。 これは、応募したみなさん自身にとっても損な話なのだ。
【では、どう連絡すればいいのか】
難しいことは何もない。短く、正直に、丁寧に。それだけでいい。
前日までに分かっている場合の一例。
「本日〇時に面接のお約束をしていた〇〇です。 どうしても外せない事情ができてしまい、本日は伺うことができません。 ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
当日、急に体調が悪くなった場合の一例。
「本日〇時に面接のお約束をしていた〇〇です。 朝から体調がすぐれず、外出が難しい状況です。 直前のご連絡となり申し訳ございません」
これだけで十分だ。 言い訳を丁寧に並べる必要はない。 連絡そのものが、あなたの誠実さを伝えてくれる。
【鬼教官の本音】
無断で来ない人と、事情があって連絡してくる人。 店側から見た印象は、まったく違う。
前者には「また同じことが起きるかもしれない」という不安が残る。 後者には「事情があっても、きちんと動ける人だ」という安心が残る。
面接は、あなたを一方的に採点する場ではない。 働き方や条件をお互いに確認し合う、相談の場だ。
だからこそ、その最初の約束を、自分から手放してしまうのは、あなた自身にとってもったいないことなのだ。
【最後に】
札幌の宅配グループは、元気に働きたい女性のみなさんを歓迎している。 経験の有無も、これまでの働き方も、特に問わない。
ただ一つだけお願いしたいことがある。
「面接に来るなら、堂々と来なさい。来られなくなったなら、一言だけ伝えなさい」
これができる人を、鬼教官は首を長くして待っている。



