2016年10月20日 11:20 かんな (宅配エステちゃん)
この川べりであなたと
ビールを飲んだ
だからここは好きな店
七月のきれいな晩だった
あなたの坐った椅子はあれ
でも三人だった
小さな提灯がいくつもともり
けむっていて
あなたは楽しい冗談を
ばらまいた
二人の時にはお説教ばかり
荒々しいことは
なんにもしないで
でもわかるの わたしには
あなたの深いまなざしが
早くわたしの心に橋を架けて
別の誰かに架けられないうちに
わたし ためらわずに渡る
あなたのところへ
そうしたらもう後へ戻れない
跳ね橋のようにして
ゴッホの絵にあった
アルル地方の
素朴で明るい跳ね橋!
娘は
誘惑されなくちゃいけないの
それもあなたのようなひとから
………
心がザワつくわ
情熱的な恋愛詩に
そこはかとなく薫る
ヤンデレ臭しか感じない