勘違いするな!女の子は貴様らのモノじゃない!
どうも。店長だ。
今日はな、開店前にひとつ、鉄の掟をたたき込んでおく。
よく聞け。メモしろ。いや、心に刻め。
■ まず最初に言っておく:
うちの子たちはな——
おねーちゃんも、おかあさんも、おばあちゃんも——
全員、プロだ。
笑顔で迎えてくれる。荷物を丁寧に渡してくれる。「いってらっしゃい」と言ってくれる。
それが仕事だ。
それがプロの仕事だ。
わかるか? わかったと言え。
■ 勘違いするな、その①:「優しくしてくれる=好意」ではない
貴様らがドアを開けた瞬間、にっこり笑ってくれるだろう。
「あら、いつもありがとうございます〜♪」なんて言われた日には、もう心臓が止まりそうになるだろう。
わかる。
店長だって人間だ。気持ちはわかる。
だがな——
それは接客のプロとしての笑顔だ。
太陽が東から昇るのと同じくらい、当たり前のことだ。
太陽に向かって「俺のことが好きなんだろ?」と言う奴はいないだろう。
同じことだ。
■ 勘違いするな、その②:「仲良くなった」と「恋人になれる」は別次元の話だ
常連になって、名前を覚えてもらって、世間話ができるようになって——
それは素晴らしいことだ。本当に素晴らしい。
うちの子たちが貴様のことを「いいお客さん」だと思っている証拠だ。
だがな、よく聞け。
「いいお客さん」と「恋人候補」の間には、マリアナ海溝より深い溝がある。
その溝を、貴様の妄想で埋めようとするな。
溝は溝だ。現実を見ろ。
仲良くなれたなら、それで十分じゃないか。
その関係を大切にしろ。
■ 勘違いするな、その③:執着は「好意」ではなく「恐怖」だ
「あの子、今日は俺に多く話しかけてくれた」
「昨日より笑顔が多かった」
「絶対に俺のことが気になってるはずだ」
——やめろ。
今すぐやめろ。
そういう「観察」と「分析」と「確信」が積み重なった先に何があるか、貴様らわかるか?
それは恋じゃない。執着だ。
執着された側の子たちがどれだけ怖い思いをするか——
店長はそれを絶対に許さない。
うちの子たちは、貴様らのモノじゃない。
誰のモノでもない。
自分の意思を持った、一人の人間だ。
■ では、どうすればいいのか。店長が教えてやる。
難しいことじゃない。
- 普通に挨拶しろ。 「ありがとうございます」それだけでいい。
- 笑顔を返せ。 向こうが笑ってくれたら、貴様も笑え。それだけでいい。
- 迷惑をかけるな。 長話、ジロジロ見る、個人情報を聞き出そうとする——全部アウトだ。
- その時間を楽しめ。 宅配が届く、その一瞬の温かさを、そのまま受け取れ。
それだけでいい。
それで十分だ。
■ 最後に店長から一言:
うちに来る子たちはな——
おねーちゃんは、自分の夢のために働いている。
おかあさんは、家族のために汗をかいている。
おばあちゃんは、長年培ってきた優しさで接してくれている。
みんな、それぞれの人生を生きているプロだ。
貴様らがその笑顔に癒されるのは、大いに結構。
だがな——
癒しを受け取ったら、感謝して帰れ。
それが大人というものだ。
それが、本当の意味で女性をリスペクトするということだ。
わかったか?
よし。
では、今日も素敵な宅配時間を——
節度を持って——楽しんでこい!!


